学生の私へ〜その絵、描いて捨てないで〜

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昔の私に言ってあげたい、

10年以上前に描いた、

なんてことない絵も今では特別。

捨てないで。

10年以上前に描いた絵というのは学生の頃か浪人生の頃に

描いた「家の窓からの景色」

当時は「とにかく絵をかかないと!」と学校や予備校の先生に

いわれていたような頃。

でも、当時は強く「描きたい!」と思う何かを持っていませんでした。

描けば、自分のなんの特徴もない、

かっこよくもない

面白みもない絵と向かい合わなくては

ならず、楽しくなくて手が進まなかったですね、、

そんな時期に描いてみた1枚が

取ってありました。

リビングから見える山の景色。

今もその頃も、部屋から見える山、山と空の変化が好きだったんだな~

と再確認できる1枚。

特に夕焼け。

ほかにも、部屋の窓枠を描いた1枚があったり。

そのときは、その風景が日常で空気みたいな感じだったから

描いても「こんなかんじかなあ?」と分からなかったけれど

これだけ時間を経ると

何気なく描いたそれも、自分の特徴がでます。

絵を描いたり、作品を制作したりする方は

何度も自分の好みや自分の事を振り返ると思うので

「とっておく」と何かのきっかけになったりするかも。

(物を捨てられない原因にもなります)

当時、ササッと描いた絵は今ではササッとかけなくて

その時は、こんななんてことない絵かいても何になるのかなあと

思っていたけど、今の私には無い感覚できっと描いていた

から自分でも「おおっ」て思えるんでしょうね。

だから、今描いている絵も振り返るともう描けない絵かもしれない

そして、今。

描きたいと思うのは「生活感のある景色」

昔から変わってなさそう。

でも

当時では描けない絵を描いているのかもしれないし

今しか描けない絵を描いているのかも。

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